「また頭痛いの?」
「また寝てるの?」
ある日、娘さんからそう言われて、
胸がチクッと痛んだ——
今回ご紹介するのは、
そんな思いを抱えていた50代女性のお話です。
以前はたまに起こる程度だった頭痛。
しかし最近は回数が増え、
市販薬を飲んでも効かず、動けない日が
続くようになりました。
「もしかして、頭の病気なのでは…?」
そう不安になり、
脳神経外科や病院を受診。
検査を受けたものの、
結果は「異常なし」。
ホッとした反面、
- じゃあ、この頭痛は何が原因なの?
- なぜ薬が効かないの?
- このままずっと続くの?
そんな不安が
消えることはありませんでした。
会社でも友人からも
「今日も頭痛で休み?」
と言われるようになり、
“頭痛の人”というイメージがついてしまったことも、
心の負担になっていきます。
何か良い方法はないのか。
でも、まず何から始めればいいのか
わからない。
そんな方にこそ知ってほしいのが、
「自分の頭痛の原因を知る」
という考え方です。
頭痛が「治らない」「薬が効かない」理由
頭痛で悩む方の多くが、こう言います。
- 病院に行ったけど原因がわからなかった
- 薬を飲んでも一時的
- 以前より頭痛が増えている気がする
実はこれ、
とても珍しいことではありません。
病院の検査は
「命に関わる異常があるかどうか」を
調べるのが得意です。
一方で、
- なぜ繰り返すのか
- なぜ最近ひどくなったのか
- なぜ薬が効かなくなったのか
といった体の状態の変化までは、
はっきりしないことも多いのです。
ここでヒントになるのが、
東洋医学の考え方です。
東洋医学では、頭痛を
「頭だけの問題とは考えません。
体全体のバランスの乱れが、
結果として頭痛として現れていると考えます。
自分の頭痛の原因を知るための3つの視点
ここからは、専門用語を使わずに
頭痛の原因を見極める3つのポイントを
お伝えします。
「自分はどれに近いかな?」
という視点で、ぜひ読み進めてみてください。
① 気がうまく巡っていないタイプ(気滞)
このタイプの方は、こんな特徴が多く見られます。
- ストレスを感じやすい
- 我慢することが多い
- イライラすると頭痛が出る
- 天気や気圧で頭痛が悪化する
- 首や肩がいつも張っている
- ため息・オナラが多い
忙しい毎日、仕事や家族のことを優先して
自分のことは後回し。
気づいたらイライラしていることが
多いのが特徴。
感情を外に出すのが苦手で、
知らないうちに心も体も
緊張し続けている状態です。
この緊張が続くと、
体の中の流れが滞り、
締めつけられるような頭痛が
起こりやすくなります。
「薬を飲んでもスッキリしない」
「首や肩がパンパンに張っている」
そんな方は、このタイプの可能性があります。
② 胃腸に負担がかかっているタイプ(胃熱)
「頭痛と胃って関係あるの?」
そう思われるかもしれません。
しかし実際には、
胃腸の状態と頭痛は深く関係しています。
このタイプの特徴は、
- 食べるスピードが早い(早食い)
- 甘いもの・脂っこいものが好き
- 胃もたれ、胸焼けしやすい
- よくゲップが出る
- 口の中が苦い感じがする
- 顔や頭が熱っぽい
食事の乱れや、
「忙しいからとりあえず食べる」
という生活が続くと、
胃に負担がかかります。
その結果、体の中に余分な熱がこもり、
ズキズキ・ガンガンする頭痛に
つながることがあります。
薬を飲んでも効きにくいのは、
頭ではなく内側に原因があるからかもしれません。
③ 体のエネルギー不足タイプ(腎虚)
50代以降の女性に特に多いのが、
このタイプです。
- 朝から頭が重い
- 休んでも疲れが取れない
- 冷えやすい
- 眠りが浅い
- 夜中トイレに2回以上行く
若い頃と同じように動いているつもりでも、
体の回復力は少しずつ変化しています。
無理を重ねることで、
体の土台となる力が不足し、
頭痛としてサインが出てくるのです。
このタイプの頭痛は、
- 薬を飲んでもあまり効かない
- その場しのぎに感じる
- 動けない程の頭痛が増える
といった特徴があります。
「原因不明」ではなく「原因未発見」なだけ
ここまで読んで、
「これ、私かもしれない…」
そう感じた方もいるのではないでしょうか。
大切なのは、
頭痛=原因不明=仕方ない
ではない、ということです。
原因が見つかっていないだけで、
体はちゃんとサインを出しています。
- ストレスの積み重ね
- 胃腸の疲れ
- 年齢とともに変わる体力
それらを無視し続ければ、
頭痛は「教えてくれる症状」として
続いてしまいます。
まず何から始めればいいのか?
「じゃあ、私は何をすればいいの?」
答えはとてもシンプルです。
自分の頭痛の原因を、
きちんと判断すること。
- どのタイプに近いのか
- 生活のどこに負担があるのか
- なぜ薬が効かなくなったのか
これを整理することで、
やるべき対処は自然と見えてきます。
闇雲に薬を飲み続けたり、
「そのうち良くなる」と
我慢する必要はありません。
まとめ|頭痛は、正しく向き合えば改善できる
薬が効かない頭痛。
病院で異常なしと言われた頭痛。
それでも、
改善できる可能性は十分にあります。
大切なのは、
- その人の体の状態をしっかり見極め
- 原因に合った対処を行うこと
そうすれば、
頭痛の頻度は少しずつ減り、
薬に頼らない生活も現実的になります。
「もう仕方ない」と諦める前に、
一度、自分の体と向き合ってみてください。
頭痛は、
あなたの体からの大切なメッセージなのです。
